- ブログをやっているけど記事ごとに方向性がバラバラ…という人
- 記事を書くたびに毎回何から書き始めようかなと考えあぐねている人

どうもブログ大好き人間の飛永(@chiritsumo_blog)です。
このブログも始めて2ヶ月が経ちまして、自分の中で「型」のようなものができてきました。
ブログを始めた当初は記事を書くたびに試行錯誤で、全く進まなかったのを記憶していますが、何事も時が解決してくれるものですね(笑)
今回はそうした「型」をライティングマニュアルという形でまとめて言語化しておくことを提案してみます。
このブログ「チリツモ」におけるライティングマニュアルも作成し記事の後半で詳細に説明してみましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
もくじ
ライティングマニュアルとは?
記事の書き方のレギュレーションやルールを定めたガイドラインです。
さまざまなライターが記事を制作するwebメディアで、ライターがマニュアルやレギュレーションが定めていることが多いようですね。
百聞は一見にしかずです。
こちらのライティングマニュアルに目を通してみてください。
参考 社内ライターさん向けライティングマニュアルを公開します。以下の項目が含まれていますね。
- ターゲット
- タイトルのつけ方
- 記事構成
- 日本語としての方針
- 外部メディア活用
ライティングマニュアルの重要性を体感するために、webメディアにライティングマニュアルがない状況を想像してみましょう。
webメディアが何の基準もナシに、さまざまなライターに記事を発注していたら、出てくる結果としての原稿もバラバラで、webメディア全体としての統一感が下がってしまいます。
さらに、最低限の基準を満たしていない原稿が上がってきてしまうかもしれません。
そう考えると、ライティングの主な目的は
- メディアとしての一貫性を保つ
- 最低限の品質を保障する
の2点があると思います。
この2点を踏まえて、個人ブログであってもライティングマニュアルを用意することに大きなメリットはあるはずです。
この2点は個人ブログにおいても重要なポイントですよね。
記事を読んで「このブログ好きかも」と思ってもらっても、次に読んだ記事が全く異なるテイストだったりすると、ブログ自体のファンになってくれる確率が下がってしまいます。
また、不適切な引用元を使用していたり、日本語として破綻している文が散見されたりすると、読者からの信用を失ってしまいます。
上記を踏まえて
このチリツモのライティングを外部に発注するとしたら
という仮定の下、ライティングマニュアルを作ってみました。
チリツモのライティングマニュアル 構成編
必ずこちらで紹介されている要素を入れてください。
リード文 こんな人に読んでほしい
記事の冒頭には「こんな人に読んでほしい」の吹き出しボックスを配置します。
読み手が持ちうる悩みや願いを可能な限り具体的に箇条書きで書きます。
目的は、記事冒頭を読んだ人に
この記事は自分のための記事だ!
と思ってもらい読みすすめる意欲を高めてもらうことです。
リード文 自己紹介
画像つき吹き出しボックス「どうも〇〇大好き人間の飛永(@chiritsumo_blog)です。」を配置します。
〇〇には記事のカテゴリ名、または記事内容に関するジャンルを入れます。
目的は以下の2点です。
- 読み手と同じ興味関心があることを示すことによって、共感の芽を植えること
- Twitterアカウントへの流入を増やすこと
まとめ見出し:実践を呼びかける
記事の末尾近辺で、ブログ記事内容の実践や行動を読み手に呼びかけます。
例としては以下のとおりです。
- 皆さんもぜひ今回紹介した〇〇をやってみてください。
- 日常のふとした瞬間で今回紹介した考え方を活用してみてください。
ブログのミッションである「読者の生活をよりよくする」を実現する上で、読み手に実践してもらうことは欠かせません。
また、実践をとおして、このブログをとおして自分の生活が少しでもよくなったという感情を抱いてもらうことが、このブログのファンになることにつながります。
あらゆるブログ記事は2分もしないうちに忘れられてしまうものですが、実際の行動は忘れがたい体験となります。
まとめ見出し:お礼
記事の末尾は最後まで記事を読んでくれた人へのお礼で終えます。
読んでくれる人なしではブログは成り立ちません。
貴重なお時間をとって記事を最後まで読んでくれた読み手への感謝を忘れずに。そして、それを毎回しっかりと示すことが重要です。
チリツモのライティングマニュアル 言葉遣い編
文章を書く際に以下を遵守してください。
口調はですます調。
「である調」ではなく「ですます調」の文章にしてください。
である調は堂々として自信のある印象を与えますが、高圧的な印象を感じる読み手もあります。
ですます調で丁寧に言葉を紡ぎながらも、フランクに読み手に語りかけましょう。
理想的には
礼儀正しくフレンドリーな隣人
であることに努めましょう。
一人称は私
一人称には「私」を使用します。
「僕」は親しみやすさを感じさせる一方、幼さを感じさせます。
「私」を使うことで
生活の一歩だけ先を行っている参考にしたいお手本
というイメージを読み手に与えるためです。
二人称は皆さんを使用
記事の読み手に呼びかけるときは「皆さん」を使用します。
ブログの訪問者の大半はこのブログを初めて訪れた人々です。
「あなた」は、距離感が近すぎる印象を与えるため避けましょう。
積極的に「皆さん」を使用することで、文章が
一人語りではなく読み手のためのインタラクティブな語り
であるという実感を持ってもらうことができます。
無意味語は使用しない
それ単体で意味を伝えない無意味な単語はできる限り使用を避け、具体的な言葉で言い換えるようにしましょう。
無意味語の例は以下のとおりです。
- 面白かったです
- 感動しました
- 楽しかったです
無意味語を使いそうになった場合には、具体的な言葉で言い換えます。
- 感動しました。
- →また10年後ふと思い出すだろうなと思うくらい強く心を揺さぶられたシーンでした。
特にレビューなどの
体験していない第三者に言葉で体験を伝える記事
においてはこの原則は重要です。
ユーモアを一つは交える
文章の中に最低でも一つはユーモラスな内容を入れましょう。
真面目さと可笑しさは両立する概念です。
有用な情報を真面目に提供しながらも、それをつづる文章にユーモアを散りばめることで
読み手にクスッとしてもらい、楽しい感情を味わってもらいましょう。
見出し直後はキーセンテンス
見出し直後の本文には見出し内で語られる内容を一言で要約した一文を入れましょう。
端的で明快であることは「チリツモ」において重要です。
結論やポイントを出し惜しみする必要はありません。
キーセンテンスによって、読み手の誰もが意味のとれる文章にすることができます。
まとめ
今回は個人ブログに自分用のライティングマニュアルを作成することを提案してみました。
実際に書いてみて非常におもしろくまた今後の指針として文字に起こせたのは大きかったです。
チリツモが将来ライターを50人抱える大メディアになった場合にも役立ちそうですね(笑)
- 品質を保証しブログ全体の統一感を高めるためにライティングマニュアルが活用できる
- 構成と言葉遣いで書いてみることをススメます
皆さんもぜひ自分ならではのライティングマニュアルをつくってみてください。
貴重なお時間で最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!