将棋好きな人
お手軽に将棋が強くなりたい人

どうも将棋大好き人間の飛永(@chiritsumo_blog)です。
(将棋ウォーズ4級レベルですので棋力はヘボいです)
YouTubeをぶらぶらしていたら、将棋好きにはたまらなく魅力的なチャンネルを見つけてしまいました。
それが
です。
「あれ?人類の衆知結集した?」というレベルにマジで面白いので、まずは以下の動画埋め込みから最新の投稿動画を見てみてください。
将棋をたしなむ人類全員に届け!という熱量で、こちらのチャンネルの魅力を紹介したいと思います。
将棋放浪記【プロ棋士】の概要
将棋放浪記【プロ棋士】は、プロ将棋棋士の藤森哲也5段が将棋関連の動画を投稿しているYouTubeチャンネルです。
藤森哲也5段、3月のライオンの演技監修に関わっていらっしゃった方なんですね。
映画の将棋監修は先崎学九段が担当し、村中秀史六段、藤森哲也四段、田中誠指導棋士三段らが、指し方や棋士らしい動きの指導役として撮影に関わっています。
引用元:https://www.shogi.or.jp/column/2017/03/post_124.html
2020年5月5日に解説されたばかりのチャンネルですが、2020年5月25日時点ですでにチャンネル登録者は1.21万人と勢いがありますね。
将棋放浪記【プロ棋士】の見どころ3つ
動画一つ見た瞬間、ドハマリしてしまいました。
この動画の魅力をブレイクダウンして、掘り下げていくと楽しい×役立つの両方を実現する以下の3つの魅力があると考えます。
- 藤森五段の冷静な蹂躙っぷりがおもしろすぎる
- 対局中のさらっと解説が勉強になる
- 対局後のじっくり解説も勉強になる
将棋ウォーズ上では、まだ局数を重ねておらず26級(Vol.11現在)となっているため、マッチングした相手からした実力は未知数。ゴリッゴリのプロと対峙しているとも知らずに指す相手を毎回をしれっと蹂躙するのがおもしろすぎます。
そもそも、プロ棋士がアマチュア相手と平手で指しているというシチュエーション自体がもはやコメディですよね。動画を見ている間ニヤけっぱなしになってしまいます。
完全に盤面を掌握している藤森5段が、相手の好手を称賛しつつ一蹴するシーンもコミカルで楽しいです。
たとえば上記の動画の8:17の場面。
▲4一龍としたあとに
と言った瞬間相手が2三角として以下の局面になるのですが
とは言っているものの全く動揺せずに▲3一龍として龍を飛車に当て、なんなく局面を乗り切ります。

いや全く強いとか心の中では思ってないですやん。相手掌の上ですやん。
と心の中でツッコむとともに、真面目に将棋を指している動画なのにあまりのシュールさに噴き出してしまいました。
10分切れ負けと言えど時間制限がある中で、持ち時間を湯水のごどく使って局面の一つ一つを丁寧に視聴者のために解説してくれています。
たとえば上記の動画の5:01あたりで相手が△1五香と攻めてきたこの局面。▲同香が自然な手と見えますがうっかりそうしてしまうと、△同角が桂あたりとなってしまい先手が苦しくなる場面です。

将棋ウォーズ4級レベルのヘボ将棋指しの私だと、何の考えもなしに▲同香としてしまいそうです…
藤森5段は相手が△1五香としたまさにその瞬間、
▲2四歩→△同角→▲同角→△同歩→▲1五香という展開で以下の局面になり、結果は先手の香得で次の局面に進みます。
2四歩が1五への角の効きを消しつつ、次の2三歩成があるので手抜けない手となっています。そのため、相手が2四歩の面倒を見ると結果香得というわけで、2四歩が名手というわけですね。
相手の指し手の意図とこちらの対応法を言葉で解説しながら、流れるように盤面で見せてくれるので、似たような局面があったら真似できそうです。
こういう将棋の実況動画って観て楽しんで、それで終わってしまうことが多いですよね?
楽しむために観ているので楽しければもちろんそれでいいのです。
でも、せっかく将棋の動画を観たのなら、しっかり振り返って自分の将棋に活かせる部分を吸収し、学びと楽しさを両立できればよいですよね。
そういう方にもこの将棋放浪記【プロ棋士】はおすすめです。なぜなら、指したあとの振り返りのパートも用意されており、しかも内容も充実しているからです。
上記の動画だと、19分ある動画のうちの後半半分を使ってガッツリ解説してくれているので、観るだけで自分の将棋がレベルアップした気分になります。気分だけかもですが。
まとめ
本記事では藤森哲也5段の将棋放浪記【プロ棋士】というYouTubeチャンネルを紹介しました。
将棋好きなら初心者から上級者まで誰もがハマって楽しめる上に、勉強にもなるという一石二鳥なチャンネルですので、ぜひ一度最新の動画を見てみてください。私は即チャンネル登録しましたが、これからの更新も楽しみです。